千綿偉功的日々 Hidenori Chiwata Official Website

 
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Chiwata's Diary
2017/06/06 20:46 『ここ最近!?の出来事』『8/5佐賀HOME』

気が付いたらもう6月。誕生日を迎えたと思ったら、ゴールデンウィークも過ぎ、梅雨の時期が近づいて来ています。そう言えば九州は今日から梅雨入りしたらしいですね。東京も、もう数日の問題でしょう。全国のみんな、御無沙汰してました。元気にしてましたか?

僕の方は何とか元気にやっています。「高音の耳鳴り」の方は、相変わらず消えてはいないんですが(昨年末、一時悪化したのですが、今は随分と落ち着いてはいます)、もう何て言うんでしょう、いい加減「慣れてきた」というのか、以前のように「耳鳴り」のせいで極度に不安になるとか、気持ちのバランスを崩してしまうようなことも、ほとんど無くなってきました。現状は、そんな感じです。みんな、ご心配をおかけしていて、本当にゴメンナサイね。


少し前の話になりますが・・・。家にずーっと閉じこもってばかりいても気分は晴れないし、しかも運動不足だし(実際、この数ヶ月で3?4キロ体重が増えてしまいました(汗))、『どっかフラリと旅にでも行って来ようかな?』というわけで、急きょ、去年は行けなかったアノ大好きな場所へ遊びに行ってきました。

そう。沖縄・八重山の島々です。


今回は、石垣島、西表島、竹富島、波照間島の4島を巡ってきました。


石垣島での宿泊は、いつもの素泊まり宿。市街地のスーパーで適当に食材と酒を買って、宿までは路線バスで1時間強。他にも数組の家族連れグループが泊まられていたんですが、夕食時には、その人たちがその日に採ってきた、採れたての「天然もずく」と「シャコ貝」の刺身をお裾分けしていただきました。中々採れたてを食すことは出来ないですからね。美味かったです。


西表島もいつもの素泊まり宿。オーナーさんともすっかり仲良くなってしまいました。そのオーナーさんから、「○○の林道の奥に入って行けば、今の時期にしか見られないホタルが見られるかもしれないよ」と教えてもらったので、日没の少し前の時間帯、自転車を借りて行ってみることに。電灯一つない山の中。日が沈み、辺りが少しずつ闇に包まれて行きます。すると・・・。脇の草むらの中にポツリポツリと小さな灯りが見えてきました。目の前を浮遊する光も。気が付けば辺りは真っ暗。その暗闇の中に沢山のホタルの光。とっても幻想的でした。後で調べたところ、そのホタルは「ヤエヤマヒメボタル」と言って、体長は2?5ミリの米粒大の大きさで、日本一小さい蛍と言われているらしく、3月下旬から5月の期間、しかも日没から30?40分だけ現れる珍しい蛍だということでした。これもまた、貴重な経験でした。


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西表の素泊まり宿。エアコンが無くても風が通れば意外に涼しいんです。


3島目は竹富島。この竹富島の宿も、もう何度もお世話になっているお馴染みの民宿。貧乏旅なだけに、宿は基本的に素泊まりの安宿で、自炊なんですが、竹富島だけは、唯一「一泊二食付き」の宿。食事の心配が要らないのでホッとします。竹富島には3泊。若い頃から毎年この時期に来ているという50代くらいの常連のオジサマたちが数名、20代の男子二人組、ご夫婦一組、と、色々な世代の方が泊まられていて、とある夜は、庭に出て、みんなでバーベキュー大会。世代を越えて、色んな話で盛り上がりました。


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竹富島にはバナナも沢山生えています。残念ながら、食べごろはもうちょっと先だということ。


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竹富島の西桟橋にて。19時すぎぐらい。西表島にかかっている雲に夕陽は隠れています。


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静まり返った夜の散歩がまた最高に気持ち良いんです。


そして、4島目は・・・。石垣島から高速船で1時間強の波照間島。ちょっと話は逸れますが、僕が初めて八重山諸島を訪れたのは、活動を休止していた2006年の12月でした。その初めての八重山への旅で、実は、一泊だけ、この「波照間島」を訪れています。そこで起こったハプニング等は2006年12月22日から数回に分けてDiaryで紹介してあるので、興味がある方はぜひ読み返してみて下さい。で。その旅を機に、2006年からほぼ毎年のように八重山へのOFF旅へ出かけているんですが、波照間島にだけは中々行ける機会が無かったというか、行こうと思った年もあったんですが、その度に船が欠航して(ちょっとでも波が高いとすぐに欠航しちゃうんです)、全然行くことが出来なかったんです。という訳で、今回は無事に船も出港し、な、な、なんと!!10年半ぶりに波照間島に上陸しました!


今回の旅の一番の目的は、この波照間島のビーチ「ニシ浜」で泳ぎ倒すこと!(笑) この「ニシ浜」から見渡す海の色は「ハテルマ ブルー」と呼ばれていて、日本のベストビーチの1位2位を争うほどの奇麗さなんです。真っ青な空。エメラルドブルーな海。真っ白な砂浜。思わず『わ〜〜〜っ』と口から漏れてしまいます。今回、波照間島には3泊したんですが、そんな「ニシ浜」で、もちろん毎日、シュノーケリングを楽しんできました。海に入るとすぐに色んな魚たちが横切ります。沖の方まで100メートルくらい行っても水深はそれほど深くはなく、4〜5メートルといったところでしょうか。点在する珊瑚礁の周りには大小色んな種類の魚たちが。大きいもので体長50〜60センチのイラブチャーやハタの仲間(ミーバイ)もいました。そうやって海の中の様子を楽しんでいると、今度はウミガメを発見。ゆっくりと泳ぐウミガメを驚かさないように追い掛けて行き、ついにウミガメの真上に。逃げること無くずっと僕の真下にいてくれたので、甲羅を撫で撫で。これも貴重な経験でした。


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波照間島の港で食べられる「ソーキそば」が結構美味しくてハマりました。


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「日本最南端之碑」10年前の時は、港から歩いて踏破したのですが、今回は、さすがの暑さにチャリで島一周でした。


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見て下さい!これがニシ浜の「ハテルマ ブルー」です。透明度は抜群。色んな「青色」を楽しむことが出来ます。


ただ。哀しいことに。このニシ浜の珊瑚も年々死滅していると言われています。波照間島に限らず南西諸島全体の話だと思いますが、数年前に比べると、年単位で白化現象が進み、どんどん死滅しているとのこと。哀しい限りです。活き活きとした珊瑚が生い茂る美しい海を、これからもどうにかして後世に残して行って欲しいものだと願いながら、何もできない自分に歯がゆさを覚えたりもします。初めて波照間島を訪れたアノ10年前の時は、今よりもどれだけ奇麗な珊瑚達が生きていたんだろう?と思うと、ちょっとやるせなくなります。あの瞬間にしか見られなかったもの、今この瞬間にしか出来ないことってあるんですね。そんな事を感じさせられた、今回の八重山への旅でした。


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ぅわお!数日間でこの日焼け。足の甲も真っ黒で「島ぞうり」の鼻緒の跡だけが白く残っています(笑)。


最後に、ライブ出演のお知らせです。


来たる8月5日(土)。佐賀で行なわれるチャリティーライブ2017「HOME」に出演することを決めました。今年でついに、区切りの10回目ですからね。やっぱり、発起人が出ないわけにはいかないんです! 詳細が届き次第、また改めてお伝えしますね。完全復帰まではもう少し時間がかかるかもしれませんが、また一歩一歩唄って行こうと思います。繋がってくれている全国のみんな、本当にありがとうね。


また近いうちに。ではでは。

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