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Chiwata's Diary
2006/12/27 04:18 <旅日記 4>

『3日目』天気:晴れ → 曇り

 「うわっ!」と飛び起きたら、何と10時半。その瞬間、今日もここに泊まろうと即決。昨日の時点では“1泊”としか伝えていなかったのだ。ダラダラと寝てる訳にもいかず、食堂のおばあにあいさつ。『起こしていいか分からなかったから放っといたよ』とのこと。テーブルには僕一人分の朝食が冷たくなって残っていた。二日酔いの状態で、胃袋に掻き込む。

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 前もって調べておいた週間天気予報によると、今回の旅中で今日が一番天気が良いということだった。明日からは下り坂。恐らく雨が続くだろう。やるなら今日しかない。しかし海水パンツなど持って来てない。さあ、どーする。「やりたい!」と思ったことを行動に移せるかどうかが大事なんだーっ!などと自分に言い聞かせたが最後、『おばあ、水中メガネ貸して下さい!』あっ、、、言ってしまった。もう後には引き下がれない。・・・ということで、泳いできました。12月の竹富島、コンドイ浜。しかも、下着パンツ一丁で。まぁほとんど人もいなかったし(女性の姿は遠くにちらほら見掛けたが・・・)、それに宿のおばあもそれで良いって言ってくれたし。ご愛嬌ってことで。

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 僕が泳いでる姿に刺激されたのか、そのあとから自転車でやって来た修学旅行生と思しき男の子たち数人が、これまたパンツ一丁で次々に海に飛び込んでくる。元気があってよろしいではないか。俺も負けちゃいらんねぇー!と、それからしばらく、泳いだり、潜ったり、仰向けに浮かんだり。いやいや、何年ぶりに海で泳ぐだろう。ついついはしゃいでしまって、息があがっていることに気付く。しかも今日は二日酔いではなかったのか!イカンイカン。無理は禁物。ということで、それからは17時前までずーっと、砂の上に寝転がり空を見上げて過ごした。少し肌寒くなってきたので、ぼちぼち歩いて宿まで戻ろうか。

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 宿に帰り、シャワーを浴び、衣類を手洗い。18時からみんなで夕食。今夜はお酒はほどほどにしよう。食後は、おじいとおばあの琉球民謡で盛り上がった。三線の音色が何とも言えず温かい。昔から歌い継がれているその唄たちの意味を一曲一曲説明してくれたのだが、それらは全て、生きて行くために必要な、生活に根付いたものばかりで、考えさせられることが多かった。

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 21時を回った頃、とても興味深い話を聞いた。『この島にもホタルがいるよ!』なぬーーー!ホっ、ホタルーーー!よし、探しに行こう!ということで、宿泊者みんなで夜の散歩に出かける。外は真っ暗なので、一人一つずつ、手には懐中電灯を持参。いやーそれにしても、今まで知らなかったなぁ、沖縄に蛍が生息してたなんて。おそらくは「琉球ボタル」と言うらしいのだが、驚いたことに、なんと成虫になる前、つまり幼虫の状態の時もオシリが光るというのだ。要するに、羽化してないから飛べない訳でしょ。う〜ん。なんて考えながら目を凝らしていると、ほら、道の真ん中で小さく光ってるじゃないですか。“地ボタル”君だ。体裁は決して良くないけど、ちょっと感動。草むらの中にも幾つも光を見つけたよ。その帰りにはバナナの木に生る小さな房も発見。冬のバナナには黒い種があるそうだ。知らない事がたーくさんあるね。

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 とても良い気分だが今夜は深酒などせず、翌朝に備えて0時には寝るとしよう。さて明日はどこか別の島にでも行ってみようかな。おやすみ。つづく。

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